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新技術盛土擁壁工法

EPS工法(発泡スチロールを用いた超軽量盛土工法)
その他新技術盛土擁壁工法
[NETIS] No.QS-980120

特徴

  • EPS工法の特長は、EPS(発泡ポリスチレン)の材料特性を有効に利用していることにあります。なかでも最大の特長は、その超軽量性にあり、単位体積重量は0.12~0.45kN/m3と土砂の約1/100と驚異的な軽さを示します。また、従来利用されている軽量材料に比べても1/10~1/40と、きわめて軽量です。

【1】 圧縮強度

  • 圧縮強度は20~350 kN/m2を示し、盛土としての必要強度を十分に満たしています。

【2】 吸水性

  • 独立気泡のため表面に微少量の水が浸透するだけで、それ以降はほとんど吸水しません。

【3】 耐水性

  • PSブロックの吸水性はサンプル形状や水圧によって異なります。水深1mで6vol.%程度です。

【4】 耐熱性

  • 80℃以下では通常の使用に問題ありません。

【5】 燃焼性

  • EPSブロックは燃焼遅延剤を添加して微少火源では着火しにくくしてありますが、燃える性質があります。現場施工、保管時には十分火気に注意してください。着火しても火源を取り除けば自然消火します。

【6】 耐薬品性

  • 灯油などに溶解しやすいという性質があるため、コンクリートやシートなどで表面を被覆する必要があります。

【7】 耐久性

  • EPSブロックは紫外線、溶剤、火気などに対しては侵されますが、通常の土中においては長期にわたり変質しません。

【8】 ポアソン比

  • EPSブロックのポアソン比は0.05~0.15です。コンクリートブロックのように自立します。

【9】 摩擦係数

  • EPSブロックの摩擦係数は、EPS同士、EPSと砂、EPSとモルタルで0.5以上です。

【10】 断熱性

  • 微細な独立気泡からなる構造体のため熱を通しにくい特性を持っています。
軽量材料の密度(t/m3)
材料 密度の範囲
普通の土砂 1.4~2.2
軽量骨材 火山灰 1.2~1.6
泥炭 0.8~1.2
炭殻 0.5~1.2
樹皮など 0.3~1.1
軽量骨材 0.35~0.8
EPSブロック 0.016~0.040
項目 試験方法 単位 EPSブロック
DX-45 DX-35 DX-29 D-25 D-20 D-16
単位体積重量 JIS K 7222 kg/m3 45±3.0 35±3.0 29±2.0 25±1.5 20±1.5
20±1.0
16±1.0
品質管理圧縮応力 JIS K 7220 tf/m2 70以上 40以上 28以上 14以上 10以上 7以上
許容圧縮応力 - tf/m2 35以上 20以上 14以上 7以上 5以上 3.5以上
耐熱温度 DOW法 80 80 80 65 65 65
燃焼性 JIS A 9511 - 合格 合格 合格 合格 合格 合格
ブロック寸法 長さ×幅×厚み(mm) 2000×1000×100~500(積層品) 2000×1000×500
物性は、JIS等にもとづいた基準値です。

用途(適用分野)

施工例

急傾斜地の拡幅盛土
急傾斜地の盛土
L型擁壁の背面盛土

施工事例